2022-09-07
探究

「寄付の教室」ワークショップを実施しました~探究コース1年生

 9月6(火)、探究コース1年生は、信州ファンドレイジングチーム代表で本校でも長年にわたり教鞭を取られていた吉國明夫さん、特定非営利法人「えんのわ」の大塚佳織さん、市民協働サポートセンター「まんまる」の戸井田由奈さんをお招きして、「寄付の教室」ワークショップを実施しました。

 「寄付」というと、高校生にはあまり馴染みがないと思います。多数存在するNPO法人が取り組んでいるのは、地域のさまざまな社会課題の解決です。これは、今後1年生が取り組んでいくテーマとも一致しています。そして、NPOの活動は、その活動を支援したいと考えている方々の寄付によって支えられています。

 このような現状に基づいてどのNPO法人を支援したいかについてグループワーク形式で議論しました。今回は全国的な活動を行っている、下記の3つのNPO法人を対象にしました。アフリカのガーナで児童労働をなくす活動を行っている「ACE」。児童養護施設を巣立った若者の支援活動を行っている「ブリッジフォースマイル」。高校生の自己肯定感を高め未来を切り開くサポートを行っている「カタリバ」。自分はどのような理由からNPO法人を支援したいのか?どのNPO法人に寄付をするのかグループ内で活発に議論し、その理由についてそれぞれのグループの結論を発表しあいました。

 グループワーク後には、学校周辺の地域で活動しているNPO法人のパンフレットをいただくなど、今後協働して活動を行うきっかけになる情報提供もいただきました。

 日本では「寄付」の文化が未成熟で、寄付額はアメリカ合衆国の20分の1にすぎません。今回の「寄付の教室」ワークショップから、NPOへの寄付は「こうなったらいいな!」と思える社会を実現する一つの方法であることを学ぶきっかけになりました。