2022-12-28
部活

書道部が寺子屋書道教室で「書き初め」を指導

 12月28日(水)、書道部の部員たちがおとなりの桔梗小学校を訪れ、児童の皆さんの「書き初め」の指導をさせていただきました。

 事前にお手本の字句(3年生:「つよい心」、4年生:「生きる力」、5年生:「正月の朝」、6年生:「強い信念」)を教えていただき、どの学年のお手本でも書けるように準備を整えてお邪魔しました。本来書き初めはお正月1月2日に、新年に向けた抱負や祈願をしたためることが多く、目標や努力を表す言葉や健康・幸福などを願う文字を書くのが定番の年中行事ですが、桔梗小学校では、冬休み初日に「寺子屋書道教室」という名前でお友だちと一緒に書き初めを書く行事を行っておられます。

 当日は密を避けながら、小3・小4の前半の部と小5・小6の後半の部の2部構成で実施、お手本を書いたり、文字を上手に書くコツなどを教えながら、児童の皆さんと一緒に白い紙に向かっていると、あっという間に時間が過ぎていきました。墨で手を汚しても気にすることなく集中して文字を書いたり、たっぷり墨をつけて豪快に筆を運んだり、それぞれに気持ちを込めて文字に向かう姿がとても印象的で、個性あふれる作品がたくさん完成しました。「どれにしようか?」と一緒に悩みながら、宿題として冬休み明けに提出する1枚を選び出して、会を終えました。今年も塩尻志学館高校書道部の皆さんともご一緒し、またパフォーマンスの時間もいただけたことにも感謝いたします。今回は通常よりも小さいサイズで、文言の中に校名の「ききょう」の字を色付きで配置したことを説明すると、皆様から拍手をいただきました。

 桔梗小の先生方や児童の保護者の皆さんからも、「たいへん助かった」と褒めていただき、生徒たちは喜びと同時に無事に終わったという安堵の表情を浮かべていました。一方で、字を教えることの難しさも痛感、とても良い学びの機会にもなりました。

 先生方、PTAの皆様、このたびは貴重な学びの機会をいただき、ありがとうございました。小学生の皆さんが、書道を身近に感じて好きなってくれることを願っています。