2022-05-09
探究

探究コース1年生~学校周辺のフィールドワークを実施

 去る5月7(土)、晴天の下で探究コース1年を対象にした学校周辺フィールドワークを行いました。学校から奈良井川まで往復約6kmの道のりを歩きながら、3年間通う学校周辺について、景観から学び取れる事柄を中心に学びました。

 このフィールドワークでは、地理的観点と歴史的観点の大きく2つの視座から景観観察を行っています。地理的観点からは、フォッサマグナの活動に関連して形成された松本盆地の南端に位置する塩尻周辺の地形の成因と特徴について学びました。学校周辺の地形は、おもに扇状地が開析されてできた段丘面(開析扇状地)と沖積平野からなります。地形に応じて異なる土地利用(農作物)の違いを確認するとともに、活断層の存在や塩尻市の住宅地開発について学びました。歴史的観点からは、南北朝時代の合戦跡である桔梗ヶ原古戦場、江戸時代に整備されていた善光寺街道の郷原宿などの史跡について学びました。

 今後、探究コース1年生は地域課題解決を目的としたフィールドワークを実施していきます。各グループテーマに沿ってフィールドワークを行う際に、景観や歴史から学び取れる事象も反映させて進めていくことを願っています。