2023-09-15
探究

「第21回科学体験教室」に出展~探究コース2年生・科学同好会

 去る9月10(日)、東京都市大学世田谷キャンパスで開催された「第21回科学体験教室」に、探究コース2年生の5名と科学同好会の生徒2名で参加しました。

 「科学体験教室」はその名の通り、科学の面白さを体験してもらうことを趣旨として小中学生を対象に開催している、東京都市大学毎年恒例のイベントです。ここ数年は新型コロナウイルスの感染拡大から開催を見合わせておりましたが、今年は無事に開催することができました。

 探究コース2年生は、5名の有志で企画した「ダイラタンシー現象ってなに?! ~忍者のように液体の上を歩いてみよう~」の題目で出展しました。科学同好会は「自分だけの星を作ってみよう」の題目で出展しました。

 「ダイラタンシー」とは、ゆっくり触れると柔らかいのですが、素早い衝撃に対しては固くなる現象。水に溶けない粒子と水が混ざると起きる現象です。防弾チョッキなどに応用されています。今回は、片栗粉に水を入れた大きな容器を歩きながら体験してもらいました。素早く足踏みすると沈まないのですが、何もしないと沈んでしまいます。この「ダイラタンシー現象」の体験に参加した小中学生は大喜び!1クールの30分をフルに使って、何度も楽しんでいました。お子様と一緒に楽しむ保護者もおり、ご家庭では簡単に再現できない体験を親子で楽しむ方もおりました。

 科学同好会では、「こんな星があったらいいなぁ」と小学生の自由な発想でオリジナルの星を作ってもらいました。8分割された球の展開図に色鉛筆でデザインし、ハサミで切り取ったパーツを球形の発泡スチロールに貼り付けていく工作系の企画でした。子供たちは星のデザインに没頭し、個性溢れる多種多様な星を作ってくれました。約60分間も集中力が継続していた姿に、熱中することの大切さを再認識させてくれました。

 今回、探究コースと科学同好会で参加した科学体験教室の塩尻高校の出展は大成功。普段の学校では受け手であることが多い生徒たちですが、今回は小中学生に科学の楽しさを教えました。科学体験教室を通じて、参加者の小中学生、本校生徒の双方が学ぶ大変貴重な機会になりました。