2023-09-05
探究

1年探究コース「アイデア創出ブレストワークショップ」を行いました

 9月4(月)、探究コース1年生は、塩尻市大門にある「シビックイノベーションスナバ」より岩井美咲さん、岩佐岳仙さんをお招きして、「アイデア創出ブレストワークショップ」を実施しました。

 「ブレスト」とは「ブレインストーミング」の略で、自由に意見を出し合うことで新たな発想を生み出したり、アイデアを消化させたりする会議方法です。その手法を使い、今回はアイデア創出のヒントを体験してもらおうというものでした。

 テーマは「制服」、まずは岩佐さんより「みんなが着たいと思わない、最悪の制服を出してみよう」と呼びかけられました。みなそれぞれが付せんにどんどん「最悪の制服」を考え、それを発表し合う。普段は「どんな制服がいいか」という「いい面」ばかりを考えていましたが、今回はまったく逆のアプローチです。みな面白がって「最悪の制服」を考えていき、どんどんと付せんに書かれていきます。全身ボーダーの制服、ダメージ加工のある制服などなど出てくるアイデアはとどまるところを知りません。

 そしてそれが終わると、また改めて指示がありました。「今度は、さっきの制服をよくするためにどうしたらいいかを考えよう」。皆で出し合った「最悪の制服」をどうやったら改善できるか、よりよいものへと変えられるかを先ほどと同様に付せんに書いていきます。すでに「最悪の制服」という「最悪なモデル」が具体的に出されていたため、それを改善するための案というのも非常に出しやすかったようです。「ダメージ加工」のある制服が嫌ならば、「絶対にダメージ加工ができないような、丈夫な素材を使った制服にすればいい」、こちらもどんどんとアイデアが湧いていきます。

 アイデア創出、というとどうしても「より良いものを」「よりクリエイティブなものを」と考えがちです。ですが岩佐さんからも「そうした考えにとらわれないように」と今日の経験を活かして自由に発想するようにアドバイスをされました。また岩井さんからはスナバが行っている「高校生起業家教育プログラム エヌイチ道場」に関しての説明を受けました。今日のような気軽な気持ちでぜひエヌイチ道場にチャレンジし、探究活動に役立ててほしいとメッセージをいただきました。

 授業が終わっても熱はとどまるところを知らず、岩井さん、岩佐さんに質問をする生徒が並ぶほどの盛況ぶりで、ワークショップは大成功のうちに終わりました。今後も、都市大塩尻探究コースは、地域と連携して生徒自身の探究活動を進めていきます!