お知らせ
高校生活において、日々の教科学習が自らの将来や社会とどのように結びついているのかを実感することは、進路を切り拓く上で極めて重要な契機となります。本校では、生徒一人ひとりが主体的に自らの進路を描く足がかりとして、10/15(木)午後に、高校1年生・2年生を対象とした「キャリア教育行事」を開催いたしました。
1年生は学問の最前線に触れる「大学模擬授業」、2年生は将来の進路選択を具体化する「進路講演会」を実施し、それぞれの学年の発達段階に応じた刺激と学びの場を創出しました。当日の様子を報告いたします。
【1年生】身近な疑問から先端科学まで――大学模擬授業
1年生を対象とした「大学模擬授業」では、各分野の第一線で研究に携わる大学の教員をお招きし、高校の枠組みを超えた特別講義を開講していただきました。単に講義を拝聴するのみにとどまらず、体験的なワークショップをふんだんに取り入れた構成となっており、生徒たちは知的好奇心を大いに刺激された様子でした。
▼ 当日開講された主な講座
『AIと一緒に宇宙ゲームを作ろう!』
『あの人が気になるのはなぜ?~恋愛から考える自分理解と人間関係~』
『立地と地域経済』
『食で変わる?未来の自分』
「恋愛」という身近な心理から自己理解や人間関係の本質へと迫る講義や、実際にAIを活用して宇宙ゲームを制作する体験など、学問が生きた社会の課題と直結していることを肌で感じ取っていました。
参加した生徒のアンケートからは、「説明が非常に明快で、これまで知らなかった仕事の世界を知る機会となった」「今後の社会で必須となるAIを主体的に扱うための第一歩が踏み出せた」「自分には無縁だと思っていた分野に対しても、可能性が開かれていると実感できた」といった声が寄せられ、学問に対する視野を大きく広げたことが窺えます。
【2年生】主体的な進路実現に向けて――進路講演会
次年度にいよいよ本格的な受験期を迎える2年生は、「進路講演会」を実施いたしました。大学の広報担当者による詳細な学校・学部紹介に加え、専門学校や就職指導のスペシャリストを招聘。面接における心構えや社会人として求められる基本規範など、実践的なガイダンスが行われました。
本講演会では一方通行の聴講を避け、生徒自らが思考を整理し、周囲と意見を交わす時間を設けた点が大きな特色です。生徒たちは互いの考えを共有しながら、自らの進路について真剣に向き合っていました。
生徒からは、「各キャンパスの特色や各学部の具体的なイメージを明確に捉えることができた」「進学・就職を問わず、社会の規範や面接の要諦を学べ、どの進路を志望する者にとっても極めて有意義であった」「自ら思考し意見を述べる時間が確保されていたことで、主体的に受け止められた」といった前向きな所感が数多く見られました。
1年生で「未知の知に触れる楽しさ」を知り、2年生で「社会で自立するための選択肢」を具体化する。今回の行事を通じて得た知見は、生徒たちにとって日々の学習に新たな目的意識をもたらす貴重な契機となりました。
本校では今後も、生徒一人ひとりが確かな意志を持って進路を選択できるよう、多様な教育機会を提供してまいります。

