お知らせ
7月2(火)、探究コース2年生の昆虫食の開発・普及を目指す探究活動に取り組んでいる「食革命」チームの4名(塩原果歩さん、重田知花さん、馬場美伶さん、依田澪奈さん)が信濃毎日新聞社の取材を受けました。
彼女たちの「食革命」と題した昆虫食の探究活動は、昨年度1年生のときから一歩一歩進めてきました。彼女たちが着目したのは、現在の肉・魚を中心としたタンパク質の供給が世界人口の増加に伴った需要増加に追い付かなくなる「タンパク質危機」の解決です。そこで着目したのが栄養価の高い「昆虫食」。昆虫食は、代替肉や藻類に比べて普及が進んでいません。また、長野県では従来から昆虫食が行われていたことを踏まえ、昆虫食に関連した「タンパク質危機」の解決を様々に模索してきました。
とはいえ、従来のイナゴや蜂の子、ザザムシといった昆虫食は見た目から抵抗感を持つ人も多く、価格も高価。ビジュアルに昆虫感がなく、それらに比べて価格も比較的安価なコオロギパウダーを使うことにしました。そして、手軽に食べられてシェアできるスノーボールにコオロギパウダーを混ぜることにしました。これらの具体化にあたり、塩尻市のシビックイノベーション拠点「スナバ」が運営する高校生起業家教育プログラムの「エヌイチ道場」に参加し、「スナバ」の協力を得て昆虫食のワークショップを開催するなどして、「ティングリーボール」を完成させました。
商品名の「ティングリーボール」は、タイ語でコオロギを意味するティングリーから命名しました。味はプレーン・ココア・紅茶・オレオ味の4種類をつくりました。ティングリーボールは馬場さんの父が共同経営するカフェにおいて、チームのメンバーでつくります。
今月6・7日(土日)に開催される本校の文化祭、柏祭の一般公開(10:00~14:45)にて、プレーンとココアの2種類をそれぞれ4個入り200円で販売します。是非、足を運んでいただけたらと思います。一同でご来お待ちしております!