11月12日（火）、松本市立寿小学校にて、探究コース2年の関櫻子さん（寿小学校2021年3月卒業）が「語彙力を効率よく上げるには？」をテーマに、小学4年生を対象とした授業を行いました。これは探究活動の一環として、自らの学びを実践的に発信したものです。

授業では、体を動かしながら語彙を覚えるアクティブラーニング形式を採用し、類義語のグループ分けに挑戦しました。難しい言葉もありましたが、小学生たちは意欲的に取り組み、楽しみながら言葉の理解を深めていました。

このテーマを選んだ背景には、関さん自身が日常生活の中で「語彙力の差が人間関係に影響する」と感じた経験があります。適切な言葉を使うことが相手との誤解を防ぎ、円滑なコミュニケーションにつながる----そのような思いから、小学生にも語彙力の重要性を伝えたいと考えました。

初めて教える立場に立った関さんは、伝える難しさや準備の大切さを実感したといいます。「探究は自分の中だけで完結せず、誰かと関わることで深まっていく」。今回の経験は、その言葉を体現するものとなりました。

このような貴重な機会をいただいた寿小学校の4年生の皆さん、そして教職員の皆さまに、心よりお礼申し上げます。

本校探究コースでは、生徒一人ひとりが自ら問いを立て、社会とつながる中で学びを深めています。関さんのように、地域と関わりながら学ぶ姿勢こそが、本校の探究の大きな魅力です。今後も地域の方々と協働し、社会課題の解決に向けた活動を進めてまいります。